2023/09/07
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たつき諒の著書の私が見た未来は、2021年10月に発売されてあっという間に話題をさらった作品です。
この作品は1994~1998年に雑誌ほんとにあった怖い話と、恐怖体験で掲載の作品がまとめられた1冊です。
作者のたつき諒は1954年の神奈川県生まれで、1975年に秋田書店の漫画雑誌月刊プリンセスでデビュー、1999年に引退するまで複数の作品を世に送り出した漫画家です。
私が見た未来は、表紙に大災害は2011年3月と書かれていたことで、東日本大震災を予言したのではないかとたつき諒は一躍注目を集めることになります。
全国放送のTV番組でも次々に取り上げられ、ネットでも話題となり、早くも50万部突破の売れ行きを見せるブームとなりました。
私が見た未来が話題となったのは、1994~1998年までの漫画作品が1999年に単行本化され、そこに未来の予言と思われる記述があったことが大きいです。
22年という長い沈黙を破り、作者のたつき諒は新しい予知夢を加えることで、2021年10月に完全版として復刻したのがこの私が見た未来です。
これは絶版になっていたものが中古市場で10万円以上で取引され、入手困難になったことも切っ掛けの1つです。
作品のネタは作者自身が見た夢を書き溜めたものが元ですが、更に復刻完全版には本当の大災難は2025年7月にやってくるとあることから、再び注目を集めることになったのが経緯です。
表示に大災害は2011年3月と描かれた理由、富士山大噴火の夢の意味、新たな未来の夢のメッセージなどが分かる1冊となっています。
あとがきには、予知は警告であって避けられるから見せられたと記されます。
たつき諒は、災難を避けたり災難を小規模にする手段があるからこそ予知夢を見たと考えており、作品を読んだ人の心構えになってくれればとの祈りから、長い沈黙を経て復刻しました。
たつき諒の予知夢が本当に現実のものになるとしたら、次の大災難は2025年7月5日ということになるようです。
もう残り3年ほどですが、約3年の間に何ができるのか、どう心構えをして備えるべきかヒントになるのがこの私が見た未来だといえます。
気になるのは、2011年の東日本大震災を予言したとされる、作者のたつき諒が信用できるかどうかです。
信用の判断のポイントとなるのは、私が見た未来はあくまでもたつき諒が見た夢を作品にまとめたもので、それ以上でもそれ以下でもないことです。
信じるか信じないかは自由ですし、無視して2025年7月をやり過ごすのも1つの選択でしょう。
しかし50万部以上売れていて作品を読んだ大部分の人が高く評価している事実は紛れもなく、少なくとも読んだ後に色々と考えさせられる作品なのは間違いないです。
高評価の中に作者や作品の信用を疑う声があるのは、再販に本人になりすました人物が関わっていること、作者の意図しないところで情報の拡散が行われたことが理由の1つです。
作者本人はなんの悪意もなく、再販の気運が高まったから20年以上前の作品を掘り起こし、近い将来にくるかもしれない大災難について考えたり備える切っ掛けになればと復刻した形です。